親水性とは、水が表面に広がりやすい性質です。水が汚れと表面の間に入り込むことで、汚れを洗い流しやすくする場合があります。
高い親水性を持つ表面では、結露した水分が細かな水滴にならず薄く広がり、光の散乱による曇りを抑える効果が期待できます。
マックス電子材料株式会社では、シリカ(二酸化ケイ素)系の超親水性コーティング剤・表面処理剤、 熱硬化型アクリル樹脂系とUV硬化型ウレタンアクリレート系の親水性コーティング剤を、主に海外向けに提供しています。
DM-30は、シリカ(二酸化ケイ素)をベースにした透明な超親水性コーティング剤です。
ガラス、タイル、金属、樹脂などに塗布して乾燥させることで、表面に親水性を付与します。透明な基材では、結露した水滴による視界の妨げを抑える用途にも利用できます。
親水性の持続期間は基材、施工条件、使用環境によって異なります。透明な基材では、膜の設計によって表面反射を低減できる場合があります。
DM-30にはシリカ微粒子とシリカ系の結合成分が含まれます。表面のシラノール基(Si–OH)は水分子と相互作用し、親水性に寄与します。
シリカ微粒子による微細な凹凸も、もともと親水性のある表面では水の広がりやすさに寄与します。
シリカ系の塗膜は透明性と耐候性が期待できます。基材との密着性は表面状態や前処理によって変わるため、用途に応じた確認が必要です。
反射低減を目的とする場合は、基材と塗膜の屈折率や膜厚を調整し、光の干渉を利用します。効果は塗膜の仕様と測定波長によって異なります。
NR-100は、薄い親水層を形成する表面処理剤です。 ガラス、金属、セラミックス、各種樹脂など多くの基材への適用が可能で、 表面の親水性を高めて水を薄く広げます。
鏡や透明部材では、水滴による曇りを抑える効果が期待できます。また、水を利用した清掃をしやすくする用途にも適しています。
住宅設備、自動車、建築などで使う透明部材への適用を想定しています。透明性、密着性、耐候性、耐湿熱性、耐摩耗性は、基材と使用環境に応じて確認してください。
結露した水分が細かな水滴として残りにくくなり、曇りによる視認性の低下を抑えます。鏡や透明カバーなどに利用できます。
水が表面に広がることで、汚れを洗い流しやすくします。水滴跡や水ジミの残り方は、水質や乾燥条件によって異なります。
透明部材の外観や視認性を損ないにくく、ガラス、鏡、透明樹脂などの光学的な外観が求められる部材にも適用できます。
ガラスだけでなく、金属、セラミックス、樹脂など、さまざまな基材へのコーティングが可能です。
基材に合った前処理によって密着性を高められます。親水性の維持には、使用環境に応じた評価が必要です。
屋内の水回りに加え、窓や外装部材への適用も想定しています。屋外用途では耐候性と耐湿熱性を確認してください。
清掃や拭き取りを伴う部材にも適用できます。摩耗による性能変化は使用条件に左右されます。
製品の詳細はお問い合わせください。
透明部材に親水性と防曇性を付与する熱硬化型コーティング剤です。
MSX-700は、熱硬化型アクリル樹脂系の親水・防曇コーティング剤です。
親水基を持つアクリル樹脂を架橋させ、基材表面に親水性の塗膜を形成します。 水滴を表面に広げることで微細な水滴による光散乱を抑え、透明材料の曇りを防止します。
透明性と防曇性が求められるPETフィルムなどへの塗工を想定しています。耐水性、耐熱性、耐擦過性は基材や硬化条件に応じて評価してください。
高い親水性により、結露した水分を微細な水滴として残さず表面に広げることで、 曇りによる視認性の低下を抑制します。
透明フィルムやシートへの適用を想定しています。参考評価例では、光線透過率90%、ヘイズ1%以下です。
参考評価例での水接触角は7°、ぬれ張力は73 mN/m以上です。水が表面に広がりやすい塗膜を形成します。
コロナ処理PETフィルムへの密着性に優れており、透明フィルムへの親水・防曇機能付与に適しています。
架橋した塗膜によって耐水性と耐熱性を確保します。湿潤環境や温度変化を伴う用途では、実際の使用条件での確認が必要です。
専用架橋剤と組み合わせることで、擦れに配慮した塗膜を形成できます。清掃を伴う用途では、必要な耐摩耗性を確認してください。
水系の処方で、フィルムなどへの塗工に対応します。
掲載した数値は参考評価例です。基材、膜厚、硬化条件、測定方法によって変わります。
製品の詳細はお問い合わせください。
親水性と耐擦傷性に配慮したUV硬化型コーティング剤です。
MSUV-700は、ウレタンアクリレート系のUV硬化型・高親水性コーティング剤です。
高い親水性によって結露水を表面に広げ、防曇性と清掃のしやすさに寄与します。
塗膜の耐擦傷性に加え、処方や施工条件に応じて帯電防止性や防汚性も期待できます。
UV照射で硬化するため、照射条件を適切に設定すれば、連続塗工にも利用できます。
参考評価例では水接触角が10°未満で、水が表面に広がりやすい状態を示します。防曇効果は結露や使用環境の条件によって異なります。
結露した水分を微細な水滴として残りにくくし、薄い水膜として広げることで、 水滴による光散乱を抑制します。高湿度環境や温度差の大きい環境で使用される透明部材の視認性向上に適しています。
水が汚れと塗膜の間に入り込みやすくなり、汚れの洗浄を助けます。汚れの種類によって効果は異なります。
塗膜の耐擦傷性を考慮した設計です。参考評価例では、スチールウール(#0000、1 kg荷重、10往復)による擦過試験で耐擦傷性を確認しています。
帯電防止性は塗膜の処方や湿度に左右されます。必要な用途では実際の条件で確認してください。
参考評価例ではヘイズ1%未満です。透明樹脂、フィルム、カバーなど、視認性を重視する部材に利用できます。
UV照射による硬化に対応し、連続塗工工程への組み込みが可能です。硬化時間は照度、膜厚、照射条件などによって変わります。
PC、ABS、PMMA、TAC、易接着処理PET・PENなどの樹脂基材や、SUSなどの金属基材への適用を想定しています。基材ごとに密着性を確認してください。
掲載した数値は参考評価例です。基材、膜厚、硬化条件、測定方法によって変わります。
製品の詳細はお問い合わせください。
適用できる基材や条件は製品ごとに異なります。